吊るし雛
3月3日は、ひな祭りです。写真のような “吊るし雛”はご存じですか??
吊るし雛が始まったのは、江戸時代といわれています。
その頃、特別裕福ではない一般のお家では、雛人形はとても高価なもので、
なかなか手に入らないものでした。
だけど、生まれてきた子供の幸せを願う気持ちはみんな一緒。
だから、お母さんやおばあちゃん、叔母さんから近所の人たちまで、
みんなで少しずつ小さな人形をつくり、
持ち寄って「つるし雛」が作られ始めたんです。
みんなの想いをいっぱい詰め込んで作られたのが「つるしびな」。
赤ちゃんの大事なお守りとして、とても大切にされました。
吊るし雛は、全体として「衣食住に困らないように」との願いを込めて飾られるものです。
ですから、細工物として作られる対象はさまざまで、
それぞれに異なる意味や云われがあります。
動物やお花、衣服、遊び道具や野菜など、本当にいろいろなものがあるんですよ!
2024年02月22日 10:56